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- 脳腫瘍の遺伝子治療
がんへの取組みは二つのアプローチで行っております。一つは当社による千葉大寄付講座を核とする、千葉大/九州大学/当社が形成しているCKD癌遺伝子治療研究コンソーシアムによるもの、および他のバイオベンチャーの持つ遺伝子を用いる共同開発です。
脳腫瘍遺伝子治療製剤
がんの遺伝子治療に関しては、複数の研究施設との共同研究を進めています。千葉大学医学部ではセンダイウイルスベクターの脳腫瘍、消化器癌および前立腺癌への適用が検討されております。
脳腫瘍は転移性が高く、外科療法、放射線療法、化学療法などの多くの治療法を組み合わせても依然死亡率が高いため、新たな治療法の出現が期待されています。遺伝子治療の幕開け当時からがんは遺伝子治療の主要なターゲットでしたが、既存ベクターの遺伝子導入効率が低いため奏功していない状況であります。千葉大学医学部では「末梢ワクチン効果」と「中枢病巣部におけるIL-2(インターロイキン2)の発現」の組み合わせで、安全かつ高効率に脳腫瘍を治療し得る可能性を示してきましたが、より発現レベルの高いベクターが求められていました。9L グリオーマを移植したラット脳腫瘍モデルで、3日後に同細胞をUVで不活化して皮下に投与し、同時にヒトIL-2遺伝子を搭載したセンダイウイルスベクターを中枢病巣部に投与した結果、100%致死のモデルであるにもかかわらず、10例中3例が寛解、腫瘍の消失が認められました。かなり大きく成長した腫瘍も消失し、他のベクターでは得られない結果でした。投与法などの改善により、治癒率をさらにあげてゆくことが可能と考えられます。
- 適応疾患
脳腫瘍(グリオーマ他)
- 作用機序
IL-2遺伝子を搭載したセンダイウイルスベクターの局所腫瘍内投与と放射線照射した自己腫瘍細胞ワクチンの併用により、全身性の特異的免疫賦活化とともに局所性の免疫誘導を行い、強い抗腫瘍効果を示します。

















